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高知県四万十市中村大橋通一丁目

℡ 0880-34-2255

季節の肴

この土地でとれる季節の食材をご紹介します.

秋の肴

カツオは春から秋にかけて黒潮にのり沿岸近くを北上し、北海道付近に達してから沖合いを南へ帰るようです。秋ガツオは、体長も大きくなり、脂がのって美味しく、ここでは戻りガツオと言って多くの人が好んで食べますが、あたりはずれがあって、選び方が難しいようです。土佐で代表な食べ方はカツオの塩ダタキで昔ながらの作り方ですが、焼きぎり(わらなどの火で焼いて切ったもの)も格別な味です。

モンパ海老(セミ海老)

房総半島以南の沿岸の岩場にいて、岩のような形をしているし、甲羅には貝殻のくっついたものもいて、見つかりにくい。陸に上がっても、暫くは生きている(濡れた新聞紙などでくるんでおけば、数日は元気です)。この地方では、モンパとよんでいます。刺身で美味しく、ボイル、味噌汁も甘みがあって美味しいです。また、漁は少なくて、幻のエビとも言われています。

モンパ海老を使った皿鉢:モンパ海老、マグロ、シマアジ、アワビ、サザエ:15,000円

コブ海老

この地方では、岩と呼んでいますが、モンパよりも大きくなるようです。味はあまり変わりませんが、姿がモンパよりゴツゴツして大きなコブを持っていて見場がわるいせいでしょうか、モンパの方が人気があります。勿論、刺身もOKです。

ウメロウ(ウメイロ)

関東以南に生息していて、やや深海(50〜60メートル)の岩礁地帯に群生しているようです。背の方はグリーン色に近くきれいな色で、青い鯛のようです。白身で上品な味で、当店では刺身用です。

イサギ(イサキ)

関東以南の日本近海から南シナ海まで分布しているようです。淡白な味で、歯ごたえがあって刺身でも美味しく、煮付けでは、イサギ独特のもので,おススメのお魚です。6月ぐらいまで旬としてきましたが、1年間美味しく食べられるので、当店では、刺身用などにしています。

チダイ(こだい)

北海道以南の日本近海から東シナ海などに分布する。この季節が旬で、このように小さいのは塩焼き、煮付けなどにします。チダイに添えてあるのは、四方竹です。四角な竹で、秋に生える竹の子。きんぴらで食べると、歯ごたえがあって美味しい。

タビ海老

タビ海老の他に良く似たゾウリ海老、ウチワ海老などがいます。生きた物は刺身でも美味しく、小さいものはボイルして食べたりします。

アワビ・サザエ

アワビは刺身で歯ごたえがあり美味しい。刺身では硬くてちょっとという方には、バター炒めでは柔らかく、おすすめですが、炭火で網焼きも格別です。サザエの刺身はちょっと違った美味しさ、格別かも。サザエのつぼ焼きもおすすめ。

アサヒガ二

太平洋、インド洋に広く分布していて、水深30〜50mぐらいの砂底にすんでいる。名前の如くボイルすると真っ赤な色になり、本当にきれいな蟹で、ボイルでの味はクセがなく上品です。

ボイル後の写真

テナガエビ〔四万十川産〕

淡水産で流れの緩やかな河口域に多くすんでいて、北海道には分布しなく、九州、四国、本州にいるようです。四万十川料理では、から揚げとして、香ばしく食べられる。ソーメンーのだし汁としても又格別です。

カンパチ(ネイリ、ソジ)

東北地方以南に分布しているが、温暖なところを好んでいる。刺身では、この辺りのブリは飼い付けが多く、そのブリよりも美味しい。日本海の寒ブリが入ってくると、それには適わないが高値である。3.7キロ

アイ(アユ) 〔四万十川産〕

初夏に川を上り(若アユ)、かわの上中流で成長し、夏ごろから川を下り、10〜11月川下で産卵する(落ちアユ)。塩焼き、背ごし、アユ寿司などおススメ。小さなものはから揚げもよし、又落ちアユは塩煮であっさりといくらでも食べられる。

鮎の塩焼き

四方竹

秋に生える四角な形をした竹と竹の子、親竹の節々には、荒々しいトゲが多くついている。丸のままで、薄く斜め切りのキンピラ料理は、歯ごたえがあって美味しい。

四方竹をボイルしたもの

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